Saturday, 12 February 2011

大変な子育て


←こっちに戻ってくる前に
  甥っこと両親と出したお雛様。
  おばあちゃんのお風呂サービスが
  来るから床の間にごちゃごちゃ~






私は自分に子供がいるわけじゃないから、いちばん身近な兄夫婦の話や子育てしてる友達の話からしかわからないけれど、今の日本で子供を育てるのは大変だなーと思った。だって旦那さんは大抵平日は夜遅くまで帰ってこないから、それまでママさん達は1人で子供といるわけじゃない?そりゃ楽しいことも多いだろうけれど、乳飲み子で話もしないし、反応も少ない時期だったら、1日中独りごと言ってるようなものだしね。。。それが数カ月ず~っと続くわけじゃない?2人子供がいたら、1人抱っこして1人はバギーに乗せてとかして買い物に行ったりするわけだしね。母ってすごいって思っちゃう。

イギリスでは14歳以下の子供は1人で家にいてはいけない。誰か成人が一緒にいなくてはいけないことになっている。だから両親が働く家ではchild minder(ベビーシッターだけどベビーじゃない子供相手の子守さん)をやとったり、おじいちゃんおばあちゃんに預けたり、おじいちゃんおばあちゃんと住んでる友達のおうちで夕方まで預かってもらったり。でもこれって子供にとってとても重要だと思う。今のご時世、万人を信用できるわけじゃないもんね。悲しいけれど。日本は「安全大国にっぽん」という過去の栄光にすがって、カギっ子なんて普通だ。でも現実的に見て、今やこれって本当に危ないんじゃない?

日本は少子化を打ち止めしたいって言ってるけど、これも高齢化同様、政府の政策は追い付いていない。育休を父親が取れない雰囲気だったり、育休をとったママさんたちの復帰のチャンスがなくなったり、すべてが逆行してるように見えるのは気のせい?いやいや、現実なんだよね。

日本にいる間にある新聞である人が(忘れちゃいました。フランス人女性でした)日本はゆとりをもとう、ゆとりをもとう、と「言って」ばかりで、議論することで満足して、現実にゆとりを持っている人が少ない。フランスでは実際にゆとりがあるから、ゆとりをもとうなんていう人は誰もいない。勤務時間もそう。早朝から深夜まで働いてる人が多数の日本と、9-5時で残業も休日出勤もしない、夏のバカンスは3週間きっちりとるフランスと、GDPは変わらない。つまり時間のゆとりもそうだけど、けじめっていうかメリハリが大切なんじゃないかって。日本には日本の勤勉さのいいところがあるから、それをいかしつつ、自分を伸ばす時間をしっかり取ることが必要だろうって。

ごもっとも! 何の反論もできないって思っちゃいました。自己啓発する時間もままならないで、子供を育てるなんて怖い。忙しい、忙しい、で毎日が過ぎて、子供もその忙しさが日常になって、そのまま大人になっていく。「忙しい」の連鎖ばかりが残るばかり。

とはいえ、マイナスばかりの日本じゃない。私の友達も兄夫婦も、いろいろ工夫して、忙しいながらも子供のために家族のために時間を作っている。やっぱり親になるってすごいことなんだなーと頭が下がる思いでいっぱいです。

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